「梅花音(うめかのん)」という名は、ふんわりと 梅の香りが途切れることなく続く様子を『can on』 (かのん)という英語に当てはめ『花音』という イメージに合わせて日本語の当て字で表現された 名前です。
その名の通り、ベースには梅の味わいを 最大限に引き出す純米酒を使用し、 まろやかさを主張したお酒です。
岩手県盛岡市であさ開という地酒を造っている 蔵元の梅酒なのですが、この梅酒の一番の特徴 は、その製造方法にありますので、ご紹介したい と思います。
ここでは、通常の梅酒造りとは違って、梅シロップ を作ることから始まります。
@地元『盛岡産』の良質の梅を砂糖に漬け込み ます。 A2〜3ヶ月間じっくりと漬け込んでいくと≪浸透 圧の原理≫で梅のエキスがゆっくりと抽出され ます。(簡単に説明すると、濃度が高い方へ エキス分が移動する原理です。) B抽出されシロップ状になったものを、蔵元 自慢の純米酒とブレンドさせます。
この製法によって、焼酎から造られる一般の梅酒のような、舌がピリっとする アルコールの刺激のない、ふわりと梅の香を漂わせた柔かく円やかな 梅酒が出来上がるのです。
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この製法は、蒸留酒の焼酎等と比べ、アルコール(alc)度数の低い清酒で梅酒を造る 際の『苦肉の策』なのかと思っておりましたが、試飲をしてみてそれがとんでもない 誤解である事がはっきりと分かりました。通常の、梅をalcに漬ける製法に劣らない、 いや通常の製法には無い美味しさがこの梅酒にはあります。 グラスを近づけると、甘酸っぱい梅の香りが『とろみ』を帯びて鼻孔に届きます。 香りに『とろみ』?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、香り自体がとろん としているんです。 感覚的な表現なので上手く伝えられませんが、柔らかく優しい香り の中に、それらとは違った柔軟さを持つ粘土質な香りが存在します。
味わいには香りで受けた印象とは裏腹に、さっぱりとした口当たりですっきりとしていて 意外とDRYな味わいのフィニッシュには、純米酒独特の旨味が心地良い余韻として 残ります。
【コメント提供:水上酒本店】
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